NHKで放送された『岸辺露伴は動かない』の実写ドラマ。
もともとジョジョファンだった人達はもとより、初めてジョジョの世界観に触れた人達にも大好評。露伴を演じた高橋一生さんを始め、出演者の熱のこもった演技は見事でした!
とくに「くしゃがら」。
原作も読んでみたいという方のために、ここではどの巻に収録されているのかをご紹介。
くしゃがらはどこで読める?
何巻何話?
『岸辺露伴は動かない』は荒木飛呂彦氏による漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ。ジョジョ第4部に登場した漫画家・岸辺露伴が体験した奇妙な事件を短編集形式でまとめたものです。
漫画は現在2冊発売されていて、そのうち実写ドラマの第1話「富豪村」は1作目『岸辺露伴は動かない』、第3話「D.N.A」は2作目『岸辺露伴は動かない2』にそれぞれ収録されています。
それでは第2話「くしゃがら」は?というと、こちらだけ漫画原作ではありません。
『岸辺露伴は動かない』の小説版として発売されている『岸辺露伴は叫ばない 短編小説集』に収録されているのです。
ノベライズで読めるよ
この『岸辺露伴は叫ばない 短編小説集』というのは、集英社JUMP j BOOKSから2冊刊行されている『岸辺露伴は動かない』の公式ノベライズのうちの1冊目です。
この公式ノベライズというのはもともと月刊誌のウルトラジャンプに付録として掲載されていたもので、それが後に単行本としてまとめて発売されました。
その中の一編が「くしゃがら」で、作者は北國ばらっど氏。
このノベライズ集のうち複数の作品を執筆している方です。
『岸辺露伴は叫ばない』には他にも「Blackstar.」「血栞塗」「検閲方程式」「オカミサマ」という4編が収録されています。「オカミサマ」は「くしゃがら」と同じ北國ばらっど氏による作品ですが、他は全員別々の作家が執筆したものですよ。
ちなみに小説2冊目は『岸辺露伴は戯れない』で、こちらには「幸福の箱」「夕柳台」「シンメトリー・ルーム」「楽園の落穂」の4編が収録されています。
どれもタイトルを見ただけでは内容が想像つかなくてどんな話か気になりますね!
『岸辺露伴は動かない』は荒木飛呂彦氏の描く「日常に潜む奇妙な世界」が繰り広げられる作品ですが、他の作者はそれをどのようにオリジナリティを入れて料理しているのでしょうか?
ドラマの「くしゃがら」は、森山未來さん演じる志士十五の鬼気迫る演技も相まって大絶賛されていましたね。
もし今後実写ドラマの続編が制作されるのなら、また漫画だけでなく小説からも原作が選ばれるかもしれません!
そんなことも楽しみにしつつ、ぜひ漫画と一緒に小説も読んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
・「くしゃがら」の原作は荒木飛呂彦の漫画ではないので注意
・「くしゃがら」は『岸辺露伴は叫ばない 短編小説集』に収録の北國ばらっどによる小説
・『岸辺露伴は動かない』は漫画が2冊、公式ノベライズが2冊刊行されている
■参考サイト
https://j-books.shueisha.co.jp/books/kisiberohan_01.html
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